子供の頃から数十年変わらず
推理小説は大好き。
意外な事にこれが今の本業にも
とても役立っている。
その他、何のジャンルであっても
本を読む事そのものが占いの仕事に
役立ってもいるけど、その中でも特に
そして意外だったのが推理小説。
占いの仕事で上達するには
占いの本を何百冊も読んだ方がいいと、
普通に考えたら思いそうだけど・・・
私は、占いが趣味だった子供の頃から
占いを仕事にして以降読んだ物まで
全部合わせても30冊ほどしか読んでいない。
あとはひたすら関係ない本を読んでいる。
元々どちらかというと引きこもり体質。
外に出るというと、川沿いとか公園とか
自然の残る場所を一人で静かに散歩とか
座って本を読むとか・・・
そういう事が好きなので、リアルで
人とどんどん関わるとか何かの集まりに
積極的に参加しまくるような性格ではない。
でも、占いの仕事で相対するのは人。
しかも人の人生の事を、
かなりハードな内容まで深く聞かないといけない。
人に会う事や集まりに参加する事を得意としない
自分に出来るだろうかと最初は思った。
元々は一人でやる仕事を好み、
占いを仕事にしようと
必死で目指したわけでもなかった。
成り行きでたどり着いた今の仕事で、
この性格で十数年何とかなっているのは
本のおかげが大きと思う。
推理小説は、登場人物がけっこう多い。
犯人を推測していくわけだから
登場人物が多く、その人間関係が
複雑に絡み合っていてややこしくないと
面白みがないという事かと思う。
人と人との関係。
本音と建て前。
隠し事。
言葉に隠された裏の意味。
真実と嘘。
過去の出来事からの推測。
過去いおいてのある人との関わり。
読みながら、色々と仮説を立てる。
それを検証していく。
真相を当てられる事は少ないけど(^^;
人間の行動とその裏の感情。
生の人間の姿を描いた推理小説は、
人を観る占いの仕事にも大いに役に立つ。
占いのご相談でも、
内容が複雑でお客様のお話の途中で
登場人物が沢山出てくるという事も多い。
占いの仕事は、注意深く人の話を聞いて
お客様が何が一番気になっておられるのか?
お話しの中に出てきた人物がどういう人なのか?
そのあたりを推測しつつ
タロットカードで観ていく。
登場人物が沢山出てきても
読書で慣れていれば慌てないで済む。
複雑な人間関係が出てきても
慣れていれば頭の中で整理がつく。