【いま、台湾で隠居してます】を読んで 他国での日常を知り今の日本について考える事色々

読んで良かったおすすめ本

台湾に実際行ってみたい、
住んでみたいという人にはもちろんお勧めの本。
旅行ではなく生活がしたい人向け。

それと、別にそういう目的があるわけじゃなく
特に海外に行く予定は無いという人でも、
この本は楽しめると思う。


住みたいという人に向けては、
どういう手続きが必要なのか、
住む場所賃貸のアパートを借りる、
言葉の壁は乗り越えられるのかなど、
誰もが気になるであろう事を細かく
丁寧に説明してくれている。

出来るだけお金をかけない方法
紹介されているので、
お金をかけたくないという人にもぴったり。

ガツガツ働いて収入を上げて豪華な生活を・・・
という生き方だけが素晴らしいのではなく、
その対局にある生き方もまた素晴らしい。

好みの問題なので皆んなもっと自由に,
自分の気持ちいい生き方で伸び伸びと
生きられたらいいのにね・・・
そんな事を感じさせてくれる内容だった。

最低限働き、収入は多くないかわりに
多くの自由時間を確保してゆったりと暮らす。
そんな日常を日本ではなく台湾でという話。

日本でもある程度
できなくはないかもしれないけど。
東京でも同じような生活を
してみた事のある著者が、
その違いを書いてくれている。

台湾には、
日本でも一昔前には今よりももう少しあった
緩い感じの近所とのつながり、
押しつけがましくない親切、
それでいていい意味で他人に干渉しすぎない雰囲気。
そういうものが存在するらしい。

一言で言えば、ほとんどの人が生きやすい世の中
日本は、人が礼儀正しくて親切な人も多いし街は清潔で、
良いところも多いけど「生きやすいか?」
という点で見ると・・・

若者の自殺が世界一多い事などからも、
考えさせられてしまう。

個性を尊重する。
経済的に豊かな人もそうでない人も
堂々と生きられる。
外見的な事で差別されることがほとんどない。
人間も動物ものんびりとしていて元気。
年寄りもパワーがある。


ここでなら何をしてでもなんとか
生きていけそうな気がする。

何よりもそういうところが
素敵だなと読んでいて思った。

これから先もし海外へ行くなら
そういう場所がいい。
このまま一生日本にいたとしても、
この本で知ったような感覚というのは
意識してみたいと思う。

やたらと人の目を気にして
いつも苦しくなるとか
、何もかも周りを見て空気を読んで
皆と同じようにしないといけないという
同調圧力とか・・・

そういうものと無縁の世界はやっぱり素敵だと思う。
いま、台湾で隠居してます

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