援軍到着からの展開は早かった。
楊端和の軍は約3万。
城内になだれ込んでいた李牧軍を圧倒する。
山の民の軍はやはり強い。
バジオウの剣さばきも、王都奪還編以来久しぶりに見れた。
やっぱり最高にかっこいい。
王都奪還編では敵側だったランカイも、楊端和の側に付いていた。
李牧軍も、ここまできて諦められない気持ちはあると思う。
傅抵、カイネもまだ戦う気でいる。
全体を観てこれはもう無理だと、軍師である李牧だけが
気付いている様子。
開戦時から徹底して情報漏洩を防いだこと、
王都奪還の時からの山の民との関わりが知られていなかったことも
今回有利にはたらいた。
李牧は、これ以上戦っても味方の犠牲を増やすばかりで
咸陽宮を落とす力は残らないだろうと推測する。
無駄に兵士が死んでいくのを良しとしない李牧は、
ここで退却を考えたのだと思う。
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ここで終わるのかと思ったところに、
突然現れた龐煖。
楊端和が近づいていくのを信が止める。
信が龐煖と戦うのはこれで三度目。
自分がやらなければならないと言う信。
今までの戦いで体はもうボロボロで、
以前の戦いでも痛い目にあっている。
その時は仲間の犠牲もでた。
飛信隊の兵士達が止める気持ちも凄く分かる。
それでも信は戦いを挑む。
信にとって龐煖と戦う事は
天下の大将軍になるために、越えなければならない
壁だと思うからなのか・・・
信と、愛馬駿のこの場面は印象的。
禍々しい気に圧倒されたのか、さすがに駿も怖がっている様子。
信は優しく声をかける。
この後、駿は相手の馬に嚙みついて
龐煖を馬上から落とす事に成功する。
信にとってこの戦いを有利にするために。
馬が戦闘能力を発揮するのは、史実でも実際にあったようで
それから考えるとこの場面のような事は不思議ではない。
最初の一撃では信が簡単に負けたのかと見えた。
けれど、信はもう一度立ち上がる。
自分の体力がもう残っていないのをわかっていて、
その中でどう戦うか・・・
「やる事は一つだけ」と心に思う信。
一か八かの賭けに出た。
原作でも大迫力だったこの場面。
動く画面で観れるのは嬉しい。
決着は着かなかったので、信はまたどこかで
龐煖と戦う事になるのかと思う。
それでも今回、龐煖を退けただけでも大きい。
戦いが終わった後、政は楊端和に深い感謝を表す。
援軍が来なければ蕞は落ちていた。
大事な戦いを途中で放棄して、楊端和は来てくれた。
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