地球には生きていくために必要な
全てが用意されている。
全自動の法則。
これが、この本の中で繰り返し出てくる言葉。
引き寄せの法則はよく聞くけど、
この言葉は初めて聞いた。
本の中では、それがどういう事か
詳しく語られている。
本当は、生きていくために困らない物は
すでにある。
ちょうどいい時に、ちょうどいい量だけ
それは巡ってくるようになっている。
その事が、実例と共に語られている。
海外には「頑張る」「急ぐ」
という言葉が存在しない国が沢山あるらしい。
私はこれも知らなかった。
「努力する」とかも無いみたい。
日本人は、やたら頑張っている。
頑張れば将来幸せになれると教えられて
子供の頃からひたすら頑張る。
頑張るとは、嫌な事を無理やりやる事。
若い頃から会社を経営し、
成功者と呼ばれる立場から
人の裏切りに遭って一気に
全てを失ったり・・・
著者の人生は壮絶。
それから後、ホームレスになって
森の中で１年半暮らした経験。
その時に分かったことなど。
読み終えるのが惜しいくらい
生きていくヒントになる情報が
山盛りの本だった。
住居に関することでも、
知らなかった情報が多かった。
今の日本の住宅が何故長持ちしないか
何故高いローンを払って家を買っても
日本人はずっと苦しいのか。
どんな材料を使って家が建てられているか
というところも大きな原因。
農業でも、長時間農作業して
沢山収穫して売らなければというのが
日本での考え方。
でも本当は、食べていくための農業は
もっとずっと簡単。
この事も本の中で書かれている。
自然と共存するマサイ族の生き方にも
沢山の生活のヒントがある。
世界を回っている著者が
今までに作ったエコビレッジは
３０００ヶ所。
その場所だけで、そこに住む人達が
ずっと困らずに生きていける
本当の意味での再生可能な暮らし。
日本ではまだ1ヶ所しか無いようで
やはりやりにくい国なのかもしれないけど。
建築の基準とかもうるさいし。
でも、諦めるのでなくやり方はあるようで。
色んな意味で目から鱗。
今まで信じていたのは何だったのかという衝撃。
日本では今も信じれれている
「長時間働かないと生きていけない」というのは
やっぱり嘘だなあと確信した。
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