酸化グラフェンとは

自営業者の日常雑記

次世代素材として注目されている酸化グラフェン。
酸化グラフェン入り○○って、主に衣類とか小物とか、
通販でも近年よく売れてるようですね。
名前はよく聞くけど、それってどういう物?
と思ってる人に向けて書いてみました。
知っている人には不要な内容です。

酸化グラフェンは、ナノ炭素材料
黒鉛を酸化させる事により、
ナノレベルまで単層化して得られる素材。
厚みは約1ナノメートル。
シート長は数〜数十ミクロン。
【☆1ミリメートルの1000分の1が
1マイクロメートル(1ミクロン)
そのさらに1000分の1が1ナノメートル】

酸化グラフェンの元になる黒鉛(グラファイト)は
グラフェンが重なってできている。
このグラフェンを酸化させることによって
酸化グラフェンという物質に変換される。


酸化グラフェンは、高いアスペクト比、水分散性、
電気絶縁性、高表面積、高強度
を持っている。
【☆アスペクト比とは。半導体製造用語。
縦(長辺)と横(短辺)の比率を表す尺度。
値が大きいほど細長い形状に。
アスペクト比 =深さ/幅 で表され、
高アスペクト比になるほど加工・計測が難しい】
このため、各種ホスト材料に少量添加するだけで、
ホスト材料中で酸化グラフェンがネットワークを形成し、
各種機能が発現
する。

これまでも使われてきた他のナノ炭素素材としては
カーボンナノチューブやグラフェンがあった。
酸化グラフェンはそれが進化した物。
従来のナノ炭素素材では難しかった、
高い分散性を発現
する。
これにより酸化グラフェンは、
さまざまな他の材料との複合化が容易
塗膜・機能性膜として使用するのも可能。
近年では、コーティング、潤滑剤、水の浄化、
次世代の電池材料、触媒などの各種機能素材用途

そういったものへの活用が研究されている。

非常に薄い膜中でも酸化グラフェンのネットワークが
形成できる
ことから、膜、フィルム形状での使用
適しているとされている。

表の情報で出てくるのは、どこを見てもこれくらいまでで
これだけ見るとメリットしかないように見える。
けれど、表に出ている情報からこの素材の性質を考えると・・・
体内に取り込まれた場合、脳血管関門もすり抜けるし
すべての臓器に到達できる。
中枢神経にも侵入出来てしまう。
生物の体の仕組みとしては通常滅多なことでは侵入出来ない
ところも容易に通過してしまう。
(血液-空気関門、血液-精巣関門、血液-胎盤関門など)
こうなると、DNAを損傷しミトコンドリアを損傷する
可能性もあり。
免疫システムを攪乱させることも。
粘膜に炎症が起きたり、血液が固まったり、血栓ができて
しまう可能性もあり得る。

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