本屋で見つけて題名と表紙に惹かれて
買った本。
予想以上に面白かった(*^^*)
この本の主人公は、
元々は日本茶カフェを経営していた
30代の女性。
今は、タロットカードとお茶の道具を持って
占い出張カフェをやっている。
イベント会場でも個人経営のお店でも、
仕事の依頼があれば出向いていく。
依頼主や、そこに来るお客さんとの
様々な出会い。
お茶を通じて、タロット占いを通じて
一人一人が何かのメッセージを
受け取って帰っていく。
日本茶は元々好きではあったけど、
そこまでこだわったことはなかった。
この本を読んでいると、
色んな種類の日本茶が飲みたくなる。
またこれから楽しみが増えそう(*^^*)
日本茶の種類、産地による味の違い、
器との組み合わせ、日本茶に合うお菓子。
お茶席で飲む抹茶よりも気楽に楽しめる
というところもいい。
器も入れ方もお茶の種類によって、
色々と工夫を凝らす主人公。
「邪道かもしれないけど美味しく
飲んでいただけるなら・・・」
という気持ちで独自の工夫をする。
そういうところにも、すごく共感できた。
主人公が使うのは
大アルカナの22枚のみ。
占いを長年勉強したというわけではなく、
複雑な展開法は使わず、
1枚から数枚のカードの展開で
自由な発想でメッセージを読む。
お茶でも占いでも、
いかに多くの知識を持っているか
いかに長く勉強したか
いかに長く経験を積んだか
という事より先に大事なことがある。
お茶もタロット占いも、
お客様に気持ちよく受け取っていただける
という事が一番大切。
この、当たり前だけれど忘れがちなことを
もう一度思い出させてくれる本。