一人で黙々とやる仕事を望んだ時。
文章を書く事や絵を描く事、
本や漫画を読む事が何より好きだったから、
実際その事をいつも考えていたら
チャンスは来た。
そのイメージを持っていたから、求人を見つけたし
好きな事をもっと学びたいと思った時は
実際習いに行ってその人脈からチャンスをいただいた。
考えているからそれに関する情報が目に入る。
行動に移す。
それが手に入る。
簡単な流れだけどそういう事で、
ダメだったらどうしようとか余計な事を
思わなければ大抵何とかなる。
私の場合は、
元々学校の成績が良かったわけでも
学歴があるわけでもないから、
そもそもプライドとか無いし
もしダメだったとしても全然気にしない。
ダメならまたもう一回やってみるぐらいの事で。
「こうなったらどうしよう」の思考が
微塵もない時は大抵うまくいくらしい。
反対に、
この頃少し方向を間違えたという時。
成功とはこういう事。
目標を持たなければいけない。
上を目指し、収入を増やすべき。
自己啓発書などの影響、
耳に入ってくる情報の影響
(この頃はまだ家にテレビもあった)
そういうものに触れる中で、
もっと収入を増やさねばと思った。
子供の頃から趣味で好きだった占いが、
その頃ブームになった。
これで収入増やせるかも・・・
占いの接客は多分苦手だけど、
稼ごうと思ったら苦労するのは当たり前。
その頃はこう考えていた。
ここが間違いで、最初の数年は
好きだった事が嫌いにもなりかけたし、
もう無理かもと思う事も何度もあった。
「片思いで好きな人と絶対に両想いにして」
「いついつまでに絶対に私を結婚させて」
「一生の幸せを保証してくれる相手に出会える
場所と日時を正確に指定して」
「遺産相続で絶対に自分に有利になるようにして」
「一攫千金で確実に金持ちになる方法を教えて」
といった感じで、占いに対して魔法のような効果と
確定的な未来の予言を期待している人に多く出会った。
これは私が
稼ごうと思ったら苦労するのは当たり前
という思考をしていたせいだと今なら分かる。
その通り、無理難題が目の前に現れて
何で願いを叶えてくれない?
私を幸せに導いてくれない!
一攫千金で金持ちにしてくれない!
と言って激怒される方を相手に
苦労することになる。
思考が現実化したという事。
その頃は気が付いていなかったので、
稼ぐためには・・・と生活を犠牲して
出来るだけ長時間働いた。
体の具合がどんどん悪くなっても、
根性で乗り切らなければと思った。
体はサインを送ってくれていたのだと、
今だったらわかる。
こんな状態が続くなら死んだほうが楽かも・・・
というところまで健康を害した事で初めて、
健康の事、体の事に関心が向いた。
それで医療の事を調べていたのがきっかけで、
医療がビジネスである事がわかってきて
その流れで、この世の中の
ピラミッド型の搾取のシステムに気が付いた。
これが十数年前位の事。
嫌な事はやめればいい。
忍耐や苦労は要らない。
好きなように仕事をして、
それで仕事がなくなるなら
止めて違う事をやればいい。
一気にではないけど少しずつ
思考が変わっていった。
テレビを捨てたのは
観る時間が無くなった時だったので
それより前だけど、その事もよかったと思う。
思考を変えるのに障害になる物がなくなった
という事なので。
不思議と仕事は無くならなかった。
会える人の層がかなり変わった。
苦労するのが当たり前という思考を止めたら
苦労が消えた。
搾取のシステムから離れようと決めた。
少しでも多く稼ごうとガツガツ働くより
生活を大事にして、生きている事の全てを
楽しむようになった。
年齢としては今よりもかなり
若かった十数年前と比べても、今の方が
健康で病気と無縁。
体力も明らかに今の方がある。
稼ごうと必死になるのをやめた今の方が、
不思議とお金に困らなくなった。
「頑張らないとお金困る事になるから
頑張って稼がねば・・・」という思考が
なくなったからだと思う。
思考は現実化するというのは、
意識して願った事が叶うのではなく
思っている事がそのまま引きよせられる。