監視管理社会に向かっていく方向を見て、
「それは素晴らしい」
と思っている人が、おそらく多数派だと思う。
法律が変わって厳しくなれば
犯罪も減るし
何かと安心だし
個人情報が管理されて
信用スコアとか導入されたら
ヤバそうな人は予測逮捕してくれて
もっと安全だし
国や政府から言われた事を
しっかり守って反対しない
「ちゃんとした人」だけになって
暮らしやすくなるし
キャッシュレスになって
生活の全てがオンライン化されれば
便利で最高
支払いも簡単
安心安全
人の距離が近く密になる事も無いし
汚いお金を触らなくていいし
感染の心配もない
そういう感じで見ている人には
完全管理監視社会は
パラダイスに思えるのかも・・・
それはそれでいいと思う。
そっちの体験も選べるし、
素敵な事だと思っていればきっと楽しみだし
いい体験ができると思う。
問題は、そっちが好きじゃないけど
「そうなったらどうしよう」
という人の場合は・・・
思考が現実を100%作っているという事
「現実」と思っているものが実は
よくできたVRのような物で実体がない事
そこが本当に腑に落ちていないから
不安になるのかなと思う。
自分がしたい体験を自分では選べない
という思考でなければ
「こうなったらどうしよう」という
言葉は出てこないはず。
何を体験するかは自分で決める。
管理社会に向かう方向と戦おうとすると
フォーカスを合わせるという事なので
どういう形であってもそこに参加してしまう
という事になる。
そういう参加の仕方を選んで体験するという
選択肢もあるし、戦うのが好きな人には
いい体験なのかもしれないけど。
Aの道とBの道があって、
どっちの内容も大体わかっている。
どっちを選ぶか決める。
はっきり決めたら、
選ばなかった方を日々いちいち見て気にして
あっちはどうなってるかな?
こっちに来たけどこれで良かったかな?
とはならないと思う。
もう一つは
国や政府による色々な行政サービス、
補償が受けられないと生きていけない
という事で、
それに慣れ過ぎている人は
不安になるのかなと思う。
元々そういうのに関係なく
生きている人も少なからず居る事を思えば
本当はそれが無くても生きていけるはずだけど。
国全体で税金を集めて
「日本国民の暮らしを守るために使う」
という建前の裏で、税金がどうなっているか
ちょっと調べてそれを知れば、
考えが変わる人も居るかもしれないけど。
大きなピラミッドの上に一旦金を集めて、
それをどう使うかは閉ざされた場所で
勝手に決めて、
払った方にはほとんど知らせないという
それが今のシステム。
このシステムが無くなったところで、
何も困らないと思う。