漫画【キングダム】57巻 あらすじネタバレ名場面 15日目の決戦

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この巻全体の流れ

不可能とも思われた鄴攻めの戦い15日目。

前巻までで、秦国軍は挟撃に成功していた。

しかし、
秦国側有利と見えていたこの状況も実は李牧の読み通り。
李牧は、挟撃には挟撃で返した。

危機に陥った王翦を救ったのは蒙恬だった。

ここは李牧の読み通りにはいかず、蒙恬馬南慈を退ける。

の弓が敵将金毛を討ち、飛信隊は李牧本陣を狙う。

ここでが龐煖現れ、
龐煖と戦う前に決着を付けようとした羌瘣
龐煖をす事は出来なかった。

ついに、龐煖の戦いが始まる。

父を助けに向かった王賁 馬南慈を退けた蒙恬の活躍

別働隊が本陣に突っ込んできた時、
裏に何かあるというところまでは
王翦も感づいている。

本陣の真横に突然現れた馬南慈軍。

王翦の危機に、王賁は重傷をおして助けに行く。
隊の他の者には無理強いせず、
付いてくる者だけでいいと言った王賁
それでも来ない者はいなかった。

王翦にとっての死地は変わらなかったが、
この後に入ってきたのが蒙恬
今の自分より馬南慈の方が力が上と知りながら、
馬南慈が自分を知らないという利点に賭けた蒙恬。
最初の一太刀で仕留めなければ負けると分かった上での
戦法で、蒙恬馬南慈に傷を負わせる。

これによって王翦は危機を脱した。

この場面の馬南慈蒙恬の戦いの場面は、57巻全体の
中でも大きな見どころ。
常に戦場全体を見ているところも、蒙恬の凄いところ。

このブログの中のイラストはArtemis様の作品です。
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キングダム蒙恬

李牧が語る 龐煖の求める「道」

李牧と龐煖の出会いの場面も話の中に出てくる。

自分が最強である事を証明するために戦っている
ように見える龐煖
しかし、李牧を通して語られる龐煖の求める
「道」はあまりにも意外なものだった。

今までにも、夜営地に突然一人で現れて
そこに居る者をかたっぱしから殺しまくるような
場面があった。
それだけ見ていると、
国のためでも仲間のためでもなくただ自分の強さを
示すためだけに生きているようにも見える。

「求道者」というのも、武を極める者という意味かと
思っていたけど・・・

答えは、
李牧がカイネに語る形で伝えられる。
「求道者」とは文字通り、道を究める者。
その先の答えが「人の救済」
それがどういう事かというのも、この巻の
中で語られている。

私もこれは本当に意外でびっくりしたけど、
読んでいる人のほとんどは多分予想できないと思う。
この場面も。57巻のもう一つの多きな見せ場。

キングダム 信と李牧

飛信隊の仲間の絆 龐煖とは対極の力

龐煖と戦ってしまう前に、自分が龐煖
倒そうと、今までにないほど深く呼吸をおとす羌瘣
羌瘣の剣は龐煖の指を切り落とし、腕を貫くが
倒す事は出来なかった。

ついに、龐煖の対決が始まった。

羌瘣龐煖の戦いの場面も、この巻の大きな見どころ。

の危機を自分が守ると言って戦いに挑む羌瘣
深く呼吸をおとしていく中で、
限界まで体に無理がかかっている様子が分かる。
ここで死んでもおかしくなかったほど、
羌瘣は命懸けで戦っている。
飛信隊の仲間としての絆なのか、女としてのへの思いなのか
そのどちらもなのか・・・
この時点では羌瘣自身、への気持が恋愛なのかどうか
よくわかっていない感じにも見える。


58巻を読むとこの先の答えがもう少しわかる。

57巻では、龐煖とのこの戦いの前にも、
いくつか見どころがある。

敵将金毛は、飛信隊の手強さの一つが
戦いの中に入って常に的確な指示を出す軍師の働きに
よるものだと見抜く。

命を狙われ危機に陥ったを助ける

を助けようと必死に戦うが今度は危ない状況に、

この時、これまで人を撃てなかった弟の
を狙う敵兵全員を撃ち、ついに敵将金毛を討つ。

この場面でも、飛信隊の絆、の兄弟の絆が見える。

敵将金毛が最後に貂の言葉を聞いて
なぜ慶舎が飛信隊のに討たれたか少し合点がいったと
思うところも印象的。
その後は、
自分に弓を向けているに撃たれる事を知っていての
最後だったように見える。


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