キングダムは、
下僕の少年だった信が、秦国王の嬴政と共に
中華統一を成し遂げるというストーリー。
なので、最初は王宮内の権力争い(内乱)から始まって
他国との戦いと、戦闘シーンが中心の漫画。
でもそれだけでなく、仲間との絆あり、
敵同士の間であっても通じ合うものがあったり
尊敬の気持ちがあったり、
それぞれが懸命に生きている多くの人間の物語
という側面がある。
これがあるからこそキングダムが好きという人も多い。
人間同士の繋がりの一つとして恋愛がある。
キングダムでは、
常に戦争が起きているという中での恋愛なので、
現代に見られる普通の恋愛とは随分様子が違う。
公式のカップルで、今一番進展しそうなのがこの二人。
主人公の信と、羌瘣の恋愛。
最初の出会いは、信の初陣で同じ伍の仲間になった事。
その時は、羌瘣は自分が女である事を隠していたし
信も他の仲間も気がついていなかった。
なのでここではまだ恋愛の気配は一切無し。
次に会ったのは、
暗殺者として王宮にやってきた羌瘣が、
敵として信と向き合う。
今はどうかわからないが、
この時は明らかに信より羌瘣の方が強い。
剣の一振りで信を殺せていたはずなのに、
羌瘣は信を殺せなかった。
同じ伍で戦った仲間だと言う信の気持ちを
受け止めたからなのか。
まだこの時は恋愛ではないかもしれないけれど、
敵ではなく仲間としての気持ちが芽生えたのは確か。
この後、状況もあって共闘という形になる。
呼吸が尽きて倒れたところを敵として捕らえられた羌瘣を
今度は信が庇う。
信は、仇討ちだけのために生きているという羌瘣の過去を
この時知ることになる。
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お世話になっているArtemis様の作品です。
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二度目の戦以降も信は武功を挙げ、
信率いる飛信隊の規模もどんどん大きくなっていく。
その中で羌瘣との間は、
共に戦う戦友という感じに見える。
合従軍戦の前に羌瘣は一度隊を離れて
仇討ちに向かう。
幽連との戦いに勝って隊に戻った羌瘣は、
以前とはかなり雰囲気が変わっていた。
仇討ちのためだけではなく、
自分のために生きる事を選んだ羌瘣。
自分の隊を率いて、戦いの中でも積極的に前に出る。
隊員達の中から、羌瘣は以前より話しやすくなった
という声もあった。
信と羌瘣の絆も強まった感じがするし、
意味を分かっているのかどうかあやしいけど羌瘣の
「お前の子を産む」発言もあった(^^;
羌瘣が心の中で象姉に話しかける場面では、
信に対する自分の気持ちが恋愛なのかどうなのか、
まだわからないという様子。
恋愛だということが決定的になったのはおそらく、
戦いの場で死の淵まで行った信を禁術を使って助けた時。
自分の寿命を全部あげてでも信を助けようとする羌瘣。
これはどう見ても究極の愛。
羌瘣も、やっとここで自分の気持ちに気がついたと思う。
信はまだここでは、
自分が助かったいきさつをよく分かっていない。
それよりさらにもう少し後で、
羌瘣がついに信に気持ちを伝える場面が。
信は恋愛に疎そうだけど、
さすがに今度は発展しそうな気がする。
これからの本誌が楽しみ(*^^*)
