アガサ.クリスティーのミステリーおすすめ ポワロ物

読んで良かったおすすめ本

ミスマープル物の記事を以前書いたけど、
ポワロ物も大好き。
クリスティーの言葉で
「ミスマープル物は短編に向いていて、
ポワロ物は長編に向いている」というのが
あるけれどなるほどと思う。

ポワロはイギリスで暮らしているベルギー人。
外国人で、
滑稽とも見えるほど個性的過ぎる外見。
初対面でポワロを知らない人は、
まさかこの人物が名探偵だとは思わない。
ところがポアロは、
見事な推理で難事件を解決してしまう。

このあたりはミスマープルとかぶる
ところもある。
まさかこの人が・・・と思うような人物が、
警察でも手を焼いている事件を
やすやすと解決してしまうのは読んでいて
気持ちがいい。

ここではポワロ物の3作品を紹介。
まだ作品を知らない人にとっては
ネタバレになっては面白くないので、
どうしてもさわりだけになるけれど・・・

葬儀を終えて
最初のうちは、
遺産を巡っての争いを描いたもので
犯人も遺産を受け取る権利のあるうちの
誰かかと思った。

当主が死んでその葬儀が終わり、
遺言公開の席で発せられた末の妹の一言。
そこからこの物語は始まる。
当主が死んだのは病気ではなくて
殺人だったのか?

そして、その事がわからないまま
今度ははっきりとした殺人が起きる。
葬儀を終えて〔新訳版〕 (クリスティー文庫)

メソポタミアの殺人
中近東を舞台にした作品。
この事件の流れを知っている一人の
看護師の手記という形で書かれている。
そこで起きた過去の出来事を、
回想するという内容。

発掘調査にあたっている一行の中の、
魅力的で美しい女性。考古学者の妻。
この女性の元に脅迫状が舞い込む。

彼女は以前一度結婚していて、
その事が今回の事と関係があるのか・・・
彼女の考えすぎなのか?
脅迫状は自作自演なのか?

皆の中に色んな思いが駆け巡る中、
本当に殺人が起きてしまう。
メソポタミヤの殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 12)

ナイルに死す
美貌と若さと富。
すべてを持っているこの女性は、
急に気持ちを変えて意外な相手と結婚した。

新婚旅行先のエジプトに、
彼女の元恋人の女性が現れ
二人をどこまでもつけまわす。
これは悔しさからのただの嫌がらせなのか
それ以上の意図があるのか・・・

物語の後半ではついに殺人事件が起きるが、
中盤までの話は、大きな事件も無く進んでいく。
ここで見られる人間模様の中に
どんな手掛かりが隠されているのか・・・
ナイルに死す〔新訳版〕 エルキュール・ポアロ (クリスティー文庫)











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