キングダムに出てくる2000年前の古代中国衣装
秦王の衣装は見どころが多い
この時代にも、豪華絢爛な生活というのは存在していた。
もちろん身分の高い人間の間だけで、一般庶民はそういう
物から遠い所に居たとしても。
キングダムの中でも、豪奢な衣装は登場する。
これまで(現在58巻まで)の中で、最も美しく豪華な
衣装は、加冠の儀の時の政の衣装。
国王が成人を迎える儀式で、他国からも訪問者が多く
集まる。
政が衣装を身に着ける場面では
豪奢な衣装の他に、腕飾りなど一つ一つにも
意味があるという事が語られている。
この他にも、論功行賞の時の衣装は
普段の衣装とまた違う豪奢なもの。
政の普段の衣装も、国王だけが身に着けられる
赤を基調とした豪奢な物。
一番最初の王都奪還編の時の衣装は、それ以降
見る物より簡単で裾や袖も短いように見える。
戦闘に備えてこういう物を着ている設定なのかも
しれない。
この衣装も色は赤が基調。
キングダムの映画で再現されたのも、この赤い
衣装。
原作に忠実な作りだったと思う。
信の衣装と甲冑
信の服装は、映画と原作では少し違っていた
けれど雰囲気はそのまま。
下僕の身分の少年信は、一枚着て紐で結ぶだけの
簡単な物を着ている。
論功行賞にもこのままの服装で出席している。
それを見た昌文君が、呆れつつも
甲冑が許されているくらいだからダメではないが・・・
と言っている場面がある。
信はこれしか持っていないし、
史実でも甲冑を身に着けたのは指揮官クラスだけ。
なので、キングダムの中で
初めて一歩兵として戦に参加した信が
甲冑も付けずに戦っているがこれも史実通り。
この時点ではこれが信の戦闘服と言うところか。
この後で、信が貂と一緒に甲冑を買いに行く
場面もある。
それ以降は甲冑を付けて戦場に出ているが、
服装そのものはほとんど変わっていない。
甲冑の種類やデザインが、武将の個性を表している
ところもキングダムの面白さの一つ。
合従軍編では政の甲冑姿も見られるが、
王の甲冑らしく煌びやか。